作ってみた。 ぺるけさん設計シリーズでは今のところこれが一番好みの音が出てる。 ただ、HPで指摘のある通り、最初の一台として作るには難易度高めかも。 <シャーシ> ぺるけさん頒布のシャーシだときっちきち。ピンセットでナット入れて指で押さえてネジ回して、と曲芸になってしまう。それぞれの工程に合わせた治具をボール紙やテープで臨時に作ると上手く行くのだが、今回はシャーシ作りも体験してみよう、ということで一回り大きなサイズに。結果、格段に作業は楽になった。必要最低限の穴しか開けていないが、夏までに冷却用の穴を追加しなくてはならないような気配はある。 トランスのレイアウトはぺるけさんがすでに実験やりつくしてる感があるが念のため確認してみたら、オリジナルのデザインがやはり一番低雑音だった。この辺、本に書いてある通り。 トランスの穴あけは例によってシャーシパンチ穴から対角線に鉄鋸、四辺にカッターで切れ込みを5〜6回入れて後は曲げてしごいて折る方法。ちょっとヤスリかけるだけで綺麗な仕上がり。 精密ドリルがあれば電源SW用の小さな四角穴も出来そうだが、他に使い道ないし未購入。 <部品> 電解コンデンサは音が変わると思う派だが、信号回路にはないですね。NFBの1500pFで音質変わるのだろうか?抵抗はあまり音は変わらない派なんで極めて普通の千石地下調達品です。 <回路> 入力は5PINのXLR一本だけ。出力はALPSのセレクタでスピーカーA/Bとヘッドホンを切り替えに。上流のDACが入力5系統/XLR出力という豪華版なのでこの構成です。 平衡出力の場合どうしても配線がゴチャつくので、FETヘッドホンアンプと同じ規格で色分けをしておいた。セレクタ周りなど間違えやすい部分もミス無しで一発で組み上がるが、出来上がってみるとなかなかカラフルで目が回る(笑) <難所> カスコード化のバージョンで作ったのだけど、2SC1815の選別は慣れてきて難なくできたが、2SK117は一本あたりのお値段が高めなんで若松通商でマッチドペアを買ってきて、自宅で再測定して使った。通電して十分時間が経ってからも揃っていたので、一応、お値段なりのことはあったみたい。 6N6Pは買い置きがあったので適当に挿したら、10Ωのポテンショで振り