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高原の森

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 クロスカブで走り回って見つけた野辺山の土地ですが。 1700mほどの高さでカラマツ・白樺・トウヒ・コメツガなどの混合林。 樹皮や足元の岩には苔類がびっしり覆っていて、見事な叢林です。 まず、足元の笹を刈って敷地内に道を付けるところから始めました。 地面が見えてきたら落枝や倒木に多彩な茸類が生えていて。 ナウシカの腐海に紛れ込んだみたいです。 タープだけ張ってフォルディングベッドで寝起きしながら笹を刈っていたのですが、真夜中にランプの明かりで光る目が見えます。 昼間たくさん見かけた鹿よりは低い位置で、これは熊かな?と身構えました。ライトで照らしても距離があるので姿は分かりませんが、こちらを伺いながら囲うように歩いている。高さは膝くらいか。 身を守る物といえば草刈り機ぐらいしかないので、1時間ほど息を詰めて睨み合いでした。 翌朝、土地に詳しい方に相談したら高さからたぶん狸でしょうとのこと。 人を恐れず近づいてくるそうです。 鹿は随分たくさんいます。 木を伐採すると大量の葉つきの枝が落ちますが、それを食べに真夜中にやってくる。早朝に起き上がると母鹿とバンビがこちらを見て、やがてヒョンコヒョンコと飛び跳ねながら森の中に消えていきます。 前半身、後ろ半身を交互に踊らせるのではなく、背中を地面に水平にジャンプするのでヒョンコヒョンコとしか形容のしようがない飛び方は深い草むらを移動するのには怪我をしにくいやり方なのでしょう。

クロスカブ移住

クロスカブで東京日帰り圏はかなり行き尽くしました。 鉄道自動車自転車いずれとも違う首都圏地図が記憶野に構成されたのですが、やはり八ヶ岳界隈は印象深くて。 特に清里から奥に登った野辺山高原の美しさは別格で、ここに住んでクロスカブで走り回りたい、という気持ちが強くなりました。 そのうち、ご縁があって土地を手に入れ、開墾して山荘を建てることとなりました。 根っからの自作好きなので掘っ立て小屋でも作ろうかと思いましたが、冬の氷結が厳しいため、保温や水回りはそれなりの手間はかかりそうです。 幸い、良い建築会社さんと繋がりが出来て、素人には難しい部分のみお願いして残りは自分で気長に建てることにしました。 6月からスタートしたのですが、まず建築書届からです。

クロスカブ

だいぶ慣れてきました。 近所で中型バイクで行っていたところは一通り行きましたが、それ以上に中型では行けなかったところに行けますね。駐車場のないラーメン屋さんとか、桜が咲いてるけど停められなくてパスしていたところとか。 もちろん高速は入れませんが、自転車とバイクの中間の不思議な乗り物で下道の選択肢が増えました。自宅から日帰り圏で面白い道は新鮮な発見です。 丹沢とか奥多摩とか登山でも自転車でも知らなかった領域が表情豊かで驚きました。 アウトドア系でも中間領域は昭和時代並に人混みがなくて快適です。

クロスカブ

 トネ・コーケンさんの スーパーカブ を熟読しているうちにカブ沼にいつの間にか引きずり込まれて気を失っている間にバイクショップに発注していて、各種工具と整備パーツが部屋に積み上げられていました。正気に返ったけど後悔はしていません。 スーパーカブがいいかハンターカブがいいかクロスカブがいいかは多少考えましたが、自分の生活圏と行動パターンで路地なのか険しい山道なのか隣町の美味しいラーメン屋が主で週末にちょっと砂利道行くのかで自ずと決まってきます。 ミニクーパーのインチ工具手入れはやってましたし、自転車は部品を買ってきて全部自分で作る人なので、整備マニュアルを読むのが楽しい日々。 クルマがかなり金食い虫を飼っておりますので、バイクはフナ釣りに徹しようかと。と思いつつ工具は面白いのでいつの間にやらかなりの数が(笑)